MEMENTは、神戸の漁師、六甲山で森のメンテナンスと木材加工に携わるプロ、建築や街づくりを手がける専門家、データサイエンティストなど、異分野のプロフェッショナルが結集したアーティスト・コレクティブ「風の環」の一員として、デザインを担当しました。
円筒空間を支える八本の柱からなる構造体は、神戸の宮大工の協力のもと、神戸六甲ミーツアートの100日間の展示に耐えられるように建てられたもの。3,000匹を超すしらすは、神戸の漁師やボランティアなど多くの方の手によって、一つひとつテグスに編み込まれています。
日中は植物園の緑のなかで風に泳ぎ、夜間は六甲山に設置したセンサーと連動したLED照明で輝くことで、気候や時間帯によってさまざまに色を変えるしらすの姿を再現しました。鑑賞者は、六甲おろしを取り巻く広大な大気の動きをイメージしながら、しらすのトルネードのなかに入ることで、自身の立つ場所やスケール感覚が揺さぶられる体験をします。山と海を行き来するような感覚を通じて、異なる環境要素の相互関連性について思いを馳せる作品です。
神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond公募大賞 グランプリ受賞。
